ダイズ!
我々宮古人にとっては「スゴイ」も「ダイズ」も同義語だもの。
「ダイズ」は、那覇辺りで言う「デージ」に相当(語源も同じ、『大事』)。東京の言い方にすると「超~」といったニュアンスか。
もとは「大変な」というような意味である。今の標準語で「一大事だ」という時のニュアンスに似ている。
発売元である大塚製薬さんのホームページによると、商品名の由来は我らが方言とは無関係のようだが…なんとも狙われたかのようなネーミング。
初めて見て、ひと通り笑って転がったあと、即効、買いました。ええ買いましたとも。
「だいず、凄~いゆー」(かなり凄いよね)と言いながら(爆)。
味についてはノーコメント。敢えてひとつだけ言うなら、宮古人といい勝負なぐらい「濃かった」です、ハイ。
それから約1年後。すっかりその商品のことは頭の隅に追いやられていたが、引っ越した先の最寄りのスーパーで再会した。
しかも今度は広告付きである。ちっちゃな液晶ディスプレイで、CMがエンドレスで再生される。オネエサンの弾んだ声が「スゴイ、ダイズ」と連呼する。…これには参った。この広告、それから1年以上続き、スーパーに行くたびに私を脱力させた。ビゴ~として(ムズがゆくて)、かなわん。
だがしかし、あの音声に近づかなければ、牛乳もヨーグルトも買えんのだ。
あば、だいずがだいず(ああ、もう、大変)※
スーパーのキャーンペーンが終わってからまたしばらく忘れていたのだが、久しぶりに思い出して、商品棚を見に行った。…かくして再再会。本日のネタとなりました。
ちなみに、宮古方言で「大豆」のことは、「ダイズマミ」というのだそうです。
…変わらんさいがよ!
んにゃよ~い、だいず。(ホントにもうっ!)※
※…感嘆詞の訳なので、うまくニュアンスが表現できません。ご了承ください。
この記事へのコメント
万年ホームシックです(何故東京にいるんだ・・・)。
ねぇ、このネーミングセンス、ある意味天才的ですよね。
離島フェアで入手した「だ~いず、みそ」が
まだ冷蔵庫にあったりします。
んふふ。スゴイダイズで思い出しました<おいおい
だ~いず、みそ・・・って、えっ! 「大豆味噌」・・・、ですか??
ひえぇ。そんなのあるんだ!(興味津々)
これもまた生粋の宮古ネタな。
うわ~気になる!今度わしたショップに探しに行ってみよう(あるかな…)。
みゃーくふつ、一語習得できて嬉しい!
ありがとう!
コメントありがとうございます。
たはは…(^_^;)。ダイズで繋がり、やはり凄いなぁ…。
先日まで宮古に帰省していましたが、サンエーでも売っていました。
それもちっちゃい方じゃなくて、大きな紙パックの、
「普通の濃さのスゴイダイズ」、黄緑色のパッケージ。
「ダイズ」を、方言の感覚として見ると、もう意味不明の品物です(笑)。
最近、私も宮古方言っぽい看板を見ると反応してしまう…。。宮古病も末期のようです。。。